6年生
記述読解講座

鈴木国語研究所

pm5:00-8:30
曜pm5:00‐8:30
am8:30〜12:00

授業料=月26000円(税込)
入会金5500円(税込)
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方針
1.入試問題、その年に話題になっている文章などを素材に、その論理的な分析を徹底的に行ないます。その手段として、記述方式の問題演習を徹底的に行ないます。単に入試問題を宿題に出し、答あわせをするだけといったような安易なやり方はしません。

.文章の分析結果を総合的にとらえるために要約演習を行ないます。

3.記述のトレーニングだけでなく、選択問題も随所に設け、選択の方法を体得できるようにトレーニングします。選択問題を「重箱の隅をつつくような問題だ」といって軽蔑する向きもありますが、間違っています。レーザーで重箱の隅をつつくような精密な読解技術を身につけることが大切なのです。

.特に漢字は、すべての勉強の基本スピードを作るものとして重視し、くり返し徹底的に演習します。

.どの中学を受けるにしても、必要にして充分な内容の授業を行ないます。のみならず、将来さらに高度の文章を読むための基本を培います。

* 国立大付属中・私立中への内部進学希望者は、全体の2割程度までは受け入れますが、それ以上は受け入れません。内部進学希望の方は、受験生に負けない勉強をきちんと最後までするするつもりで来てください。

6年生記述読解講座のより詳しい説明

特別授業など
歴史時事問題特別授業
祝日特訓(無料)(9月〜)
志望校別国語過去問指導(無料)(9月〜)
2021問漢字大マラソン(2021年元旦)

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6年生記述読解講座の詳しい説明



1 通常授業
の内容


@文章を分析し、読解する力をつけるために、記述方式の分析問題を用います。

A文章を分析し、その結果を総合的にとらえる力をつけるために、要約の練習をします。

B黙読の練習をすることにより、速読の力をつけます。

Cすばやく的確に処理する力をつけるために、同じ問題を繰り返し演習することもあります。

D反対語・同類語・同音異義語・同訓異義語などさまざまな角度から分類したプリントを用い、何度も繰り返し練習します。

E文法問題の解き方をわかりやすく教え、何度も繰り返し演習します。

Fことわざ・慣用句・言葉の意味等の知識の演習を行います。

G聞き取りテストを行うこともあります。

H漢字以外の宿題はありません。すべての演習を授業中に解消します。

I漢字の宿題は40問程度です。(直前の復習段階になると増えます。)

Jどの中学を受けるにしても必要にして充分な内容の授業を行います。


2 通常授業以外の指導

@ 9月より、「志望校過去問指導」を行います。(詳細は7月にお知らせします。)
 通常授業外の指導です。
 生徒各自に過去5年分の志望校の入試問題をやってもらい、1週間以内にアドバイスをつけて返却します。
 アドバイスは授業の前後あるいは休み時間に行います。

A 9月から11月の祝日に、1回3時間の「祝日特訓」を行います。すべて無料です。
 通常授業外の指導です。参加するしないは自由です。
  (詳細は7月にお知らせします。)

B1月に1回3時間の「直前特訓」を4回行います。すべて無料です。
 通常授業外の指導です。 参加するしないは自由です。
  (詳細は7月にお知らせします。)


3 勉強のこころがまえ

@自分で勉強しろ。他人に甘えるな。自分で勉強しないやつは落ちる。
 今からあきらめたほうが身のためだ。


Aただ机の前に座っているだけでは、勉強したということにはならない。
 どれだけ時間をかけたかではなく、どれだけ効果を上げたかが大切だ。
 能率を上げるために、文章をチェックする、文字を書く、図や表を作る、などの作業をしろ。

B沈黙にたえろ。黙って勉強しろ。
 すぐにきょろきょろしたり、何かをしゃべったりするのは、勉強しても効果がないということを証明しているようなものだ。
 本人にとっては時間と金の無駄にほかならず、他人にとっては迷惑以外のなにものでもない。


Cだらだらするな。姿勢をきちんとしろ。マナーをきちんとしろ。
 レベルの低いことは誰でもできる。誰でもできるようなことをして
それで満足しているのなら、中学受験などやめればいい。

D昨日までの自分と同じ自分を今日もくりかえすな。
 反省し、工夫して、自分を向上させよ。進歩する努力をしないのなら化石になれ。

Eマンネリ化に注意しろ。
 毎日同じようなことをくりかえしていると、新鮮味がなくなり、スランプ状態におちいることがある。そういう時には思い切って気分転換をしてみることも大切だ。

F睡眠時間を充分に取ること。半病人よりも健康な人間のほうが勉強の効果は高いからだ。

 「睡眠時間を削らなければ宿題ができない。」と言う生徒がいる。

 第一に、その宿題をやることが自分の学力をつけることにとって本当に意味があるのかよく考えてみろ。

 第二に、もし塾がやりきれないような膨大な宿題を出すのであれば、そんなバランス感覚の悪い塾はとっととやめた方がいい。

 第三に、たいしたことのない宿題をやるのに睡眠時間を削っているようなら、自分の勉強のしかたを反省してみるべきだ。

Gいろいろな情報や模擬試験などに振り回されるな。

 しっかりした目標を持ち、それを達成するための合理的で、確実な努力をし、学力を基本から充実させれば、結局において勝つことができる。

 目先の試験の点数を取ろうとして、一夜漬けのような勉強をしていると、体力と時間を浪費するだけで、何も蓄積しないまま本番の試験を迎えることになる。


Hスピードの遅いものは、知識を確実にし、思考のパターンを習得すれば、必ずスピードアップできる。そのためにくり返し練習しなければだめだ。

 知識を確実にするためには、覚えるべき知識の量をを限定し、その少ない量をくり返し復習することが必要だ。 

 たとえば、あるテストを受けるためにA・B・C・D・Eという5項目を覚えなければならないという場合、あえてA・Bに絞って絶対確実に覚えるということをすべきだ。

 また、授業でやったことに絞り、それが瞬間的に出てくるまで復習して確実に覚えるということをすべきだ。

 確実な知識は、知識をつける「核」になる。だから、今覚えることのできなかった知識は後で楽に覚えられる。

 繰り返し練習するとは、1〜2分、5分以内、20分以内という短い時間で復習することをくり返すということだ。短い時間での復習をくり返す方が、言いかえれば「覚えては忘れる」をくり返す方が、結局において、しっかり覚えることにつながる。

 こういう勉強ができるようになることも一つの技術の習得であり、鈴木国語の授業を参考に、自分での工夫し努力をしなければだめだ。

 ちなみに、トップアスリートがトップアスリートであり続けるためには、常に復習をくり返しているのだということを忘れるべきではない。三流の選手ほど繰り返しを嫌い、楽をして成績をよくしたいと思う。

 君は一流になるために、努力しても努力してもなかなか効果の現れないようにみえる長い期間の忍耐に耐えなければならない。それが普通のことになるとき、成績も伸びてくる。

 そんなことができるのだろうかと途方に暮れていても力はつかない。
 できるかどうか分からないからこそやってみることに意味がある。まず実行!



 
4 勉強の仕方(理想とするモデルです。自分に合わせて改変してください。)

@入試問題・模擬試験問題・分析問題(鈴木国語の問題)など

 まず黙読をする
 鉛筆を手に持ち、たどり読みで読む。
 どんなことが書いてあるのか、おおざっぱにとらえながら読む。
  この段階では細かな線などは引かない。
 次の点がポイント。
  ☆説明文→話題・説明の要点・まとめ
  ☆物語文→だれがどうした。いつ。どこで。 なぜ。

 次に問題を解く
 本文の中に答えの根拠を見つけ、チェックする。
 根拠の部分をもとに答えを作る。
 真剣に取り組み、頭を最大限に回転させる。
 てきぱき処理するように心がける。
 しばらく考えて分からなければ他の問題をえてみる。いつまでも一つ所にこだわらない。


A解説・検討

 ボーッと聞いているな。一言も聞きもらさないように聞け。
 単に聞いているだけでなく、同時に考える。
 耳で聞いた話をノートせよ。黒板を写すだけでは不十分。受け身になるな。
 答えを書く前に答えの根拠をチェックしろ。答えよりも、考え方をマスターしろ。
 質問されたら、素早く反応すること。きちんとしゃべること。
 先生の話の途中で発言したり、おしゃべりをしたりは絶対にしないこと。

B授業でのやり直し

 単に答えを書くのではなく、解説・検討の段階でマスターした考え方を確認するつもりでやること
 その文章を完全に自分のものにするつもりで、真剣に取り組むこと。

C復習

 1週間以内に、もうー度問題を解きながら、考え方→答えの順で復習すれば、効果は大きい。
 時間は、長文1間につき15分が標準。その時間内でやってしまうように努める。

D要約

 準備問題に取り組む。
 話題(話題・問題・意見)→説明の要点(理由)→結論の順にポイントを押さえる。
 全体の組立を考える。
 一気に書く。
 自信がなくても書くこと。まず実行!

E漢字

 五問の漢字のうち三問が書けないというような者は、最初から答えを見て練習して構わない。
 まず答えを写してしまう。
 五問くらいを三回ずつ練習しては、テストする。
 間違えたらその場で練習。
 これを毎日繰り返す。不得意な者はー日1015分毎日やる。朝食前などの細切れ時間を利用する。
 過去に練習したものにさかのぼってくり返し復習。
 てきぱきと練習すること。
 不得意な者は今日からすぐ実行すること
 6年生の12月までには10分で100問テストできるようにする。

 漢字の得意な者は次のようにやる。
 テスト→間違えた字を三回練習→テスト
 得意な者も週に最低二日程度10分で100題程度の復習をする。(エンジンをふかす!)
 瞬間的に思い出せない字は、分からない字だと考えること。


 下の表のようなやり方でやれば、5日間同じ漢字を練習しながら、1日毎に新しい漢字を練習していくことになる。不得意なものは(得意な者も)このようなやり方で練習すると、短い時間で多くの問題をこなしつつ、定着を図ることができる。もちろんこの表は一つのモデルにすぎないのであり、自分に合わせて改良してほしい。

F文法・知識

 てきぱきと問題を解く。
 覚える時間を与えるのだから、その場で頭に入れてしまうこと。
 授業ではくり返しやるが、それに甘えない。瞬間的に思い出せるように自分で練習する。
 家でも復習するのがベスト。解き方を思い出し、口でいってみる。12分でできる。その後問題を解いてみる。


漢字練習予定表=反復復習&前進法  


  1日目  2日目  3日目  4日目  5日目  6日目  7日目  8日目  9日目   10日目
Aグループ                     
Bグループ                     
Cグループ                    
Dグループ                    
Eグループ                    
Fグループ                    



二百字記述作文例 

記述課題 あなたはなぜ本を読むのですか。自分の一番好きな本(あるいは作品)を例に挙げて二百字以内で述べなさい。(小6〜中3対象)


第一例
 私は宮沢賢治の「なめとこ山のくま」が一番好きだ。小十郎はくま達を殺してはいても憎んではいない。むしろ、自分の仕事の罪深さを感じくま達のことを思いやっている。他方、くま達も小十郎のことが好きだ。宿命的な殺し合いの関係の中で、小十郎とくまは深い命の結びつきを維持している。宮沢賢治は、知らない私のためにこんな深い思想を悲しく美しく描いてくれたのだ。私は彼の友情に感謝し、彼と友達になりたくて本を読む。(百九十九字)



第二例
 私はシートン動物記の「ぎざ耳」が一番好きだ。ふかふか母さんは、ぎざ耳を食べようとした蛇を撃退するなど生きるための戦いで立派に戦い、ぎざ耳に生きる知恵を教え立派に育て上げて死んでいった。そういう意味でうさぎの女の英雄だった。この物語は私に歴史上の偉人ばかりが英雄ではなく、無名の無数の英雄というものもいるということを教えてくれた。本は新たなもの見方を教えてくれる。私はそういうものを求めて本を読む。(百九十九字)


第三例
 私は池田晶子の「十四歳からの哲学」が一番好きだ。彼女の本は私たちに対する紋切り型のお説教を述べたものではない。彼女自身が、人間から真に考えるということを奪いかねない現代文明世界に対し、全身全霊かけて戦いを挑んだ本なのだ。私は彼女の本の中に「真実のための渾身の戦い」を感じる。彼女は亡くなっても彼女の真実の魂は本の中に生きている。私は私の魂を揺さぶり、目覚めさせてくれるような真実を求めて本を読む。(百九十九字)



第四例
 私は今西佑行の「ひとつの花」が一番好きだ。お父さんが、大切にするんだよう、とゆみ子に渡した「ひとつの花」は、戦争の中で忘れられ踏みにじられていた「人間らしい心」だったのだ。しかし、それを「一つの花」に象徴化し静かで穏やかに語られた散文詩としたところにあの作品の芸術性の高さがある。あの物語は、その芸術性の高さ故に、思い出のように人の心の一部となって生き続ける。私はそういう芸術性を求めて本を読む。(百九十九字)



第五例

私はパール・バックの「つなみ」が一番好きだ。人はいつか必ず死ぬ。死と対峙して生きてこそ、生きることのよさが分かる。すべてを失うような不幸があっても、人はいつか必ず幸せになれる。生は死よりも強し。東日本大震災の津波のすさまじさに大きな衝撃を受けた私に、この本は生きるということの原点となる態度を再確認させ、生きる勇気を奮い立たせてくれた。私は生きることの原点をつくような真実に出会いたくて本を読む。(百九十九字)