5年生
記述読解講座

鈴木国語研究所

日曜日午前9:00~12:00(午前コース)
日曜日午後2:00~5:00 (午後コース)
木曜日午後5:00~8:00 (木曜コース)
授業料=月26000円(税込)
入会金5500円(税込)

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方針
 
1 重要図書・平易な入試問題・その他の文章を使用し、そのていねいな読解記述を行います。その場でのやり直し、翌週の復習テストをすることで、読解・記述の定着を図ります。スポーツや音楽と同じような繰り返し練習をしないから、力がつかないのです。日常会話(ほとんどため口)に対して、高度な文章の読解記述は外国語と同じです。ですから、繰り返しトレーニングが必要なのです。

2 授業四回に三回くらいの割合で、平易な説明文を使い、要約の練習をします。これは、記述の練習になるだけでなく、文章の話題・要点・結論などを大きくとらえる練習にもなります。

3 記述のトレーニングだけでなく、選択問題も随所に設け、選択の方法を体得できるようにトレーニングします。選択問題を「重箱の隅をつつくような問題だ」といって軽蔑する向きもありますが、間違っています。レーザーで重箱の隅をつつくような精密な読解技術を身につけることが大切なのです。

4 漢字などもくり返し・徹底的に演習します。

5 5年生の発展段階を考慮した分かりやすくためになる授業です。

* 国立大付属中・私立中への内部進学希望者は、全体の2割程度までは受け入れますが、それ以上は受け入れません。内部進学希望の方は、受験生に負けない勉強をきちんと最後までするするつもりで来てください。

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5年生記述読解講座の詳しい説明。

指導の観点 (6年生にも当てはまることです。)

5年生の段階で大切なことは、試験などの点数に一喜一憂することではなく、じっくりと基礎力・潜在力を培うことである。5年生段階の多くの生徒は、体力的にも、精神的にも、テストに追われたり、膨大な量の宿題をこなしたりするのには適さない (本当は6年生でも同じ) 。体力・精神力を無意味に浪費すれば、自律神経失調になったり、伸びるはずのものも伸びなくなったりする。そんな無駄なことをしているよりも、2年後あるいは1年半後に、大きな力として顕在化すべき潜在力を培うべきである。そのためには、目先のことにこだわったり、煩わされたりしていてはならない。正しい方法で、じっくりと取り組むということが大切だ。急がば回れ!

覚えるべき知識は暗記しなければならない。しかし、そのことは宿題やテストに追いまくられるということを結果するわけではない。宿題に追われると上っ面だけを整える「片付け主義」に、テストに追われると思考を経ない「暗記主義」に陥りやすい。塾に来る以上、塾の現場で覚えさせてしまえばよい。社会や理科だって塾の現場でほとんどの知識を覚えさせることができるはずだ。「覚えさせる」という塾の責任を「宿題」という形で生徒に転嫁すべきではない。

たとえば、「傍線部の前後を読んで答を見つけ、できない問題はパスして可能な限り、点数をとればよい」というような「受験技術」が強調される。しかし、このような(小手先の)技術(といえるほどのものか?)ばかりを覚えても、実力のない者は、まったく実力をつけないで終わるのが落ちだ。逆に実力さえあれば、この程度の技術はほとんど説明なしにすんなりと身につけることができる。だから、まず本体である実力をつけなければならない。形式的な「受験技術」の説明と答え合わせだけをしているのは、本末転倒である。

確かに早い段階から比較的高度の読解力を持つ生徒が、少数はいる。しかし、ほとんどの生徒はそうではない。ならば、多くの生徒は、彼らに追いつき、追い越すために、自分を伸ばさなければならない。そのためには、彼らと同じことをやっていてはだめなのだ。同じ方法をとれば、差は縮まらない。むしろどんどん開いていく。なぜなら一般に実力があると勉強もしやすいので伸びやすいが、実力がないと勉強をしにくいので、伸びにくいからだ。だから、できない者が逆転を狙うなら、彼または彼女はできる者とは違う独自の方法で闘わなければならない。そんな秘策があるのか。ある。それは、基本的な知識をしっかり定着させ、考え方の基本をしっかり身につけるという当たり前のことを徹底的にやることだ。
 
 この意味で、①漢字練習を繰り返す習慣を身につけ、漢字を確実に覚えることが大切なのだ。
 
 また、➁授業内容の復習が大切なのだ。復習という一番やりやすい勉強を確実化することが大切なのだ。復習で勝つ。

 また、③力のないものはやたらに量を増やさないで、A・B・C・D・Eの5個の課題をやらなければならないように見えても、あえてA・B・CあるいはA・Bにしぼり、これを徹底的にマスターするということが大切なのだ。A・Bが確実化すれば、残りのC・D・Eは、後でやったときにほとんど自然に身につく。

 こうして勉強の基盤がしっかりして初めてものを考え、多くの知識を身につけることができる。だが、多くの人はなぜか基本を充実させるということを嫌う。ありえない魔法を求め、結局あぶはち取らずに終わる。ぶれずに基礎を鍛えなければならない。それが力をつける近道だ。


指導の仕方  

1 長文記述・読解
① 指定図書を用いて、比較的大き目の作品を、鑑賞という観点からではなく、読解のための論理的な分析という観点から、精読します。 (本当は「鑑賞」ということも、このような正確な分析・読解の上に立ってなされるべきことであると考えます。)

② 平易な入試問題などを素材に、研究所独自の分析問題を解かせることで、小手先の対応ではない根本的な読解力をつけさせます。

③ ①②の指導を臨機応変に組み合わせて授業をします。

* 5年生で使用した指定図書の例。短編集は重要作品をピックアップして読解します。

「道は生きている」
 富山和子・青い鳥文庫 
「シートン動物記1」
安部知二訳・青い鳥文庫
「注文の多い料理店」
 宮沢賢治・ポプラ社文庫 
「レイチェル・カーソン」
 小手鞠るい・理論社
 「おじいさんのランプ」
 新美南吉・ポプラ社文庫
「お米は生きている」
  富山和子・青い鳥文庫
「風の又三郎」
 宮沢賢治・ポプラ社文庫
 「川は生きている」
 富山和子・青い鳥文庫



2 要約演習
① 簡単な説明文を、話題・説明の要点・結論に分析してもらいます。

② 次に、それらを総合して二百字以内の要約文を書いてもらいます。

③ この作業を通して、分析力・総合力・記述力を養います。月に2~3回行います。

3 漢字
① 一週間に20題ずつ覚えてきてもらいます。宿題はこれだけです。

② 大切なのは確実に覚えることであり、ただ数をこなすことではありません。

③ 5年生の学習漢字・反対語・同類語・同音異義語・同訓異義語・四字熟語などをやります。

④ 年間を通して何度も繰り返し練習してもらいます。

4 文法 
 最近はあまり入試に出ませんし、ワンパターンの知識に時間を割くのも無駄に思われますので、最近はあまりやりません。一回の授業でマスターしてほしいと思います。

① 体系的で非常にわかりやすいプリントを使用します。

② 解き方をていねいに教えます。

③ 教室で覚えてもらいます。 


 5 知識
  ことわざ・慣用句などを教室で覚えてもらいます。