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よくある質問Q7:国語って才能ですか? 

A: 以上でお分かりいただけると思いますが、国語は論理ですから、論理力を鍛えれば力はつくはずです。もちろん、論理力に才能というものもあるかもしれませんから、個人差はあるでしょうが、受験をするというような人で、まったく論理力がないという人はほとんどいないと思います。問題は明日を信じて論理力をつける努力をするかどうかの問題でしょう。

例えば「もう伸びません」などと悲観的に考える方がかなりたくさんいらっしゃいます。

では、「もう伸びない」というのは、これから先の人生永遠に伸びないということでしょうか? そんなことがどうして分かるのでしょうか?逆にこの世に生まれた時から今日までまったく「伸びて」こなかったというのなら、オムツをつけたままで、言葉も話せないはずですから、これは事実に反します。ということは今日まで伸びてきたということですから、特別な妨害要因がない限り、これからも伸びるだろうと予測されるはずです。では、なぜ「伸びない」ように思えるのでしょうか。それは、自分で伸びの妨害要因を作っているからなのです。たとえば、身につかない宿題などをただやっているだけだったり、実力もないのに次か次へとただ試験をうけているだけだったりという、無策にあるのです。自分で伸びない原因をつくっておきながら、「もう伸びません」などとヒステリーを起こしているのは、あまりにも愚かというよりも「自己満足の感傷主義」といってもよいでしょう。過去の時の積み重ねによってその未来において伸びてきたということは、これからも、同じように積み重ねによって伸びるということであるのです。自分の才能を伸ばすためにはどんな方法がもっともよいかを落ち着いて考え、そういう策を考え実行するという意味で伸ばす努力をすべきです。

つまり、「才能」の有無を考えるよりも、誰にもある程度は必ず備わっている「才能」をどう伸ばすかの方法を考え、それを実行すべきです。


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